メイクボランティアをして良かったと思った日
本当はねボケてなんかないんだよ。
会うたびに私にそう伝えてきていた祖母が亡くなりました。
遺影に使った写真は、5年前私がメイクをして髪を整えて、華やかな洋服を着て写真を撮った時のもの。
老人ホームやデイケアサービスにメイクボランティアで行っていたのに、
自分の祖母にはメイクをしてあげたことがなくて。
90歳のお正月に撮った写真。
今はメイクボランティアに行っていないけれど、やっていて良かったな、と。
メイクセラピーの勉強をして、色々な刺激をもらって良かったなと。
本当はねボケてなんかないんだよ。ボケている風にしていた方が生きているのが楽だから。
そう言って笑う祖母に、本心なのか私には深く聞くことができなかった。
もっと聞いてあげたら良かったのかな。
大正生まれの祖父と、明治生まれの祖母。
今日、祖父の四十九日の時の写真を見せてもらって、写真の日付からあれから約20年経っているんだなぁと。
私は後に残されて20年も1人でいるのはつらいなw
花嫁姿も孫も見せてあげられなくてごめんね。
なりたい自分になれるように、私は頑張ります。
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